2009-04-23 第171回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
その結果、自衛官組織と文官組織が不必要に分離され、しかも上下関係に立つというようなことになったというふうに私は分析しております。その結果が防衛省・自衛隊全体としての機能低下を招き、しかも不祥事を生み出す土壌になったというふうに思われる面がございます。先ほど申し上げましたように、別々に分けて上下になって、その中は分離していますから、その中で好き放題するという傾向が生まれたのではないかと思います。
その結果、自衛官組織と文官組織が不必要に分離され、しかも上下関係に立つというようなことになったというふうに私は分析しております。その結果が防衛省・自衛隊全体としての機能低下を招き、しかも不祥事を生み出す土壌になったというふうに思われる面がございます。先ほど申し上げましたように、別々に分けて上下になって、その中は分離していますから、その中で好き放題するという傾向が生まれたのではないかと思います。
それぞれの国によって、軍隊のでき方の経緯に基づいて組織が構成されていますので、一概に一般的なルールを申し述べることはできませんが、仮にアメリカを例にとれば、国防総省の文官組織の中には軍人が少数入り、そして各陸海空軍参謀本部の中にも文官が少数入り、双方がそれぞれの役割を十分に発揮して、文官組織は文官組織の中に自衛官のプロフェッショナリティーの知識と権能を取り入れる、あるいは各幕の中にも文官がしかるべき
質疑の要旨は、三矢研究のようなものが制服独走の形で行なわれたのもシビリアンコントロールが確保されていないためではないか、自衛隊は総理大臣が指揮監督をし、文民たる防衛庁長官が統括しているが、国防会議の事務局なりあるいは防衛庁の内局などの文官組織が弱体で十分その役割りを果たしていないため、制服組の意図するままに動かされているのではないか、しかも、シビリアンコントロールのかなめとなる国会も、事防衛に関してはつんぼさじきに
アメリカのほうは大統領が一切の指揮をしておられる、而も文官組織である。これは国会に当然相談をしてやつておいでになる。日本もこういうような重大な自己保存のために、自衛のために方途を構ずるといつたようなことは、そういうふうなあいまいなことがあつてはいかんと思う、議論になりますけれどもが……。そこで私は執拗にお尋ねするのですけれども、お尋ねするたびにだんだんわからなくなつて来る。